26日
( 水曜日 ) は jumee☆夫婦にとって、
多分一生忘れることのできない波瀾の1日となりました。
26日は、日曜日から出張に行っていた旦那さんが帰ってくる日だったの。
朝からドタバタ、掃除に精を出す jumee 。
この日の天気予報は.. 雪。
(
記事は → コチラ 。)午前中からチラチラ雪が降っていて、フライトの遅れ、
またはキャンセルにならないかが心配だったけど、定刻より少し遅れて無事に到着。
旦那さんは、レンタカーを拾って家に向ったわけですが、
雪のため、いつもは1時間半の距離が2時間半はかかったかな?
6時頃家に着き、TVを見ながら8時頃まで仕事をしてたんだけど、
仕事に必要な書類を取りに、レンタカーで会社へ向った旦那さん。
その頃にはかなり吹雪いていて、
会社からの帰りはいつも通る道が閉鎖されていたのだとか。
別のルートを通ってきたら、雪でタイヤが空回り。
車がスライドし、坂道を上がれず..
やむを得ずその辺のお宅のドライブウェイに車を入れたんだって。
そしたら、そこの住人さんと一悶着あったらしい。
「
明日の朝、病院へ行かないといけないから、
ココに車を停められたら車が出せないから困る。」
旦那さんは、車を動かそうとするんだけど、
前へ進もうとするとタイヤが空回り、
バックするとスライドしてその住人さんの車に近づいていく。
「
ぶつかるから、動かすな! 」
..と言う。
二進も三進もいかない
(?) 状態なのに、
自分のことだけしか考えない頑固なおばあちゃんだったようで、
取り敢えず旦那さんは、
「
どうにもならないので、家に戻って除雪道具を取ってきます。」
ばあさんを納得させ、そこから徒歩で帰宅。
普通なら10分くらいの距離だけど、倍の時間はかかったはず。
そして..
旦那さんがアパートの駐車場に着いた時に、
うちの車の前に雪まみれの犬が居て、最初はティビチだと思ったんだって。
でもそれは、うちの斜め向いのおばちゃんの犬だだったの。
「
何でココにおばちゃんちの犬が? 」
と思って見てたらしいんだけど、
近づくにつれ視界がハッキリしてくると、犬の横に人が倒れていて、

:
jumee! JUMEE!! じゅみぃぃーっ!!!旦那さんは、私の名前を叫ぶ。
私は、その叫び声には気付かなかったんだけど、
電話があってからなかなか帰ってこない旦那さんが心配で、
ブラインドをズラし外を見たら、旦那さんが駐車場まで来ているのを見て安心。
ところが、旦那さんは何か言いながら大きなジェスチャー。
・・・・・ん?? ベランダに出ろ! ..と?ベランダへ出てみると..

:
911に電話して! 早くっ!!
:
何? ナニ? 何?? どうしたの?
:
おばちゃんの父親が倒れてるっ!! あっ、携帯でかけるからいい!
おじさん! おじさん!! 大丈夫ですか!? しっかりしてください。えっ!? もしかして、意識が無いの?旦那さんがかなり取り乱していて、
私もどうしていいのかわからず、パニックに陥る。
落ち着け、 jumee!! 取り敢えず、私にできることは何か?
そうだっ! おばちゃんに電話しよう!!震える手でおばちゃんの携帯や職場の電話番号が書かれた紙を持ち、
真っ白な頭で必死に考えておばちゃんの携帯に電話。

:
駐車場に、お父さんが倒れてるって。
状況がよくわからないんだけど今、主人が911に電話して話してます。
状況がわかったら、すぐに電話します。一度電話を切り、またどうするべきか考えた。
けど、パニクってるので、家の中をただアッチに走り、コッチに走り..
そうだっ! 外は寒いから、ブランケットを持ってってあげよう。使ってないキャンプ用の寝袋を押し入れから出し、
それを抱え、傘を持って外に飛び出した jumee 。
( 寝袋は、おじいさんにかけてあげるため。傘は、旦那さんにさしてあげるため。)そこで目にしたのは、911のオペレータと話す旦那さんと、
仰向けに倒れ、呼吸をしていない紫色に変色したおじいさんでした。
旦那さんは、911の指示通りCPR
( 心肺蘇生法 ) を試みる。
おじいさんの洋服を引き裂き、心臓マッサージと人工呼吸を繰り返す。
( 旦那さんは必死だったので、じぃさんの洋服を引き裂いたことは記憶にないらしい。)私は家に戻り、再びおばさんに電話を入れて状況を説明。
でも、あまりのショックで体が震え、混乱しているので状況も上手く話せない。
とにかく、ただ事ではないことがおばちゃんには伝わった。
電話を切って、また外へ飛び出た。
相変わらずCPRが続いていて、
しばらくするとじぃさんの口から濁った液体が流れ出てきた。
それがど、どういう意味なのかはわからない。
ただただ、じぃさんの意識が戻ることを祈るが、相変わらず反応がありません。
そこへ、やっとパトカーが1台
( 警官1人 ) 到着。

:
jumee、 家に戻ってろ。 jumee まで( この状況を ) 見る必要はない。
おばちゃんの犬を、建物の中へ連れてってくれ。じぃさんの手に絡まったリードを外し、犬を連れて建物の中に入り、
玄関のガラス越しに様子を見守る jumee 。
それから、どのくらい時間だっただろう.. 5分? 10分?
救急車が到着したと同時に、おばさんの妹も到着。
おばさんは、私からの最初の連絡の直後、妹に連絡を入れたらしい。
おばさんの妹は泣き崩れ、うちん旦那さんに支えられながら建物に入ってきた。
警官も入ってきて経緯、じぃさんとの関係、連絡先などの質問に答え、
その間にじぃさんが救急車の中に移されました。
けど、救急車は駐車場に停まったまま、なかなか動く様子がない。
しばらくして搬送する病院も決まったようで、あとは警察と救急隊員にまかせ、
旦那さんは車のこともあるので家に戻り、
取り敢えず雪まみれのコートを脱ぎ、
体温で雪が溶け、ビショビショに濡れた服を脱ぎ、
シャワーに入って冷えきった体を温めました。
それからご近所の除雪用スコップを借り、
また徒歩で車を置いてある場所へ戻っていった旦那さん。
旦那さん1人、スコップで除雪作業を続けるがどうにも車が動かせず、
再びばぁさんと口論。

:
今から知り合いに電話して、手伝いに来てもらうから。
明日の朝には支障がないよう、ちゃんと車を動かすから!..と言ってるのにもかかわらず、分からず屋のばぁさんは警察に電話。
駆けつけた警官に事情を説明。
警官は理解してくれたけど、
だからと言って、この大雪では警官もどうすることもできず。
そこへ、旦那さんの同僚のご主人が到着。
何とか邪魔にならない場所まで車を移動することができたらしい。
車は、翌日取りに行くことにして、家まで同僚のご主人に送ってもらった旦那さん。
またシャワーを浴び、落ち着いたが..
落ち着いたら、頭の中はじぃさんのことでいっぱいになり、
旦那さんも私も、一睡もできないまま朝を迎えました。
食欲が無いという旦那さん..
このままでは、心身共にやられてしまう。
せめて軽い物でも.. と思って、ラーメンを作ってあげたけどそれも喉を通らず。
出張の疲れ、睡眠不足、
その上長い時間雪の降る中に居たので、体調は最悪な状態。
結局会社に電話を入れ、27日は休みを取ったわけです。
気持ちが落ち着いてきたかと思ったら、駆けつけたおばさんの兄弟達が挨拶にくる。
その嘆美にいろんな思いが込み上げてきて、またドンヨリな気分になる。
私は、旦那さんを励ましながら自分ができることをアレコレ考え、
悩んだ末、人の出入りが多くなるので、
お花よりはオードブルみたいなのを贈ったほうがいいんじゃないか?
..ということでスーパーへ買い物に行ったり、
ナンだカンだ落ち着かないまま数日が経ってしまいました。
おじいさんは亡くなられたんだけど、
旦那さんが言うには、雪で滑って仰向けに倒れ、もがいたような形跡がないので、
倒れたと同時にショックで亡くなられたのでは.. と。
お医者さんも、そのようなことを言ってたみたい。
まだ頭の中が整理できてないんだけど、前向きに頑張ります。
いつも応援ありがとう。

